第1回|コラム長川 「生き方が『アート』とは?」

コクリワーク艦長の長川です。日頃の自分の活動や体験を通じて考えたり感じたことをコラムにしてお届けしてまいります。


今回はコクリワークのメンバーであり、私が共同創業者(co-founder)として代表理事を務める、IAS(一般社団法人インターナショナルアーティスト支援協会)について、少しお話ししたいと思います。

IASは平成22年3月に経営者や学校関係者が集まって設立しました。
当初はよくある「若手アーティストの活動を支援」する団体でした。

その時期はちょうどNHK大河で「龍馬伝」が放映されていたのですが、

「坂本龍馬は芸術家ではないが、その生き方は後世の人に大きな影響を与えている。この生き方もアートなのではないか?」

ということでIASが支援対象とする「アーティスト」の定義を「今を情熱的に一所懸命生きる人」とし、アートやエンタメ分野だけでなく起業家や会社員、専業主婦まですべての頑張っている人を応援することになりました。

現在は支援対象や内容を絞り込み、主に芸術・文化系専門学校を中心にエンターテイメント人材を応援しています。
IAS(一般社団法人インターナショナルアーティスト支援協会)


この「龍馬伝」、幕末から明治維新にかけてが舞台ですが、鎖国政策の矛盾が表面化しつつあった社会情勢の中で、地方の志ある若者がそれぞれの思想や信条を持ち、自ら行動して世の中の価値観を変えた事象を坂本龍馬という人物像で表現したものだと思います。

酷寒の冬、世間がみんなコタツに入ってじっとしてる中、積雪や北風を受けながらも外に出て新たな人や情報と出会い、日本の将来を見据えて自分が為すべきことは何かを考え、その行動の結果が新しい日本を作り上げた。そんな時代です。

先の見えない時代だからこそ、自ら動いている人が見る景色や肌で感じる空気、リアルに得られた情報は価値があります。

その人と話をしていると活き活きとして楽しいのですぐわかります。

このIASの創業時の理念は、今も私たちの基本的な考え方を支えています。

苦境・逆境の中でも情熱的に一所懸命に頑張っている人を応援する。

2019年に設立した(株)サンワールドコミュニケーションズ(SWC)も、コクリワークの中でこのコンセプトの延長線上にあるプロジェクトを立ち上げました。

逆境に立ち向かい、夢を追い求めて頑張る人を応援するメッセージをロゴマークに託して立ち上げた『CHATPONプロジェクト』です。
CHATPONプロジェクト

IAS設立から10年以上が経過しましたが、引き続きこの理念のもと、コクリメンバーの皆さんと様々な「ビジネス模様」を織りなしていきます。

ただ、一口に10年といいましても様々なことがあったことも事実です。
次回のコラムではこの10年間に私なりに悩み迷い遠回りしてきたことをこっそり?お話しできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【プロフィール】

長川 勝勇(ナガカワ マサオ)

株式会社サンワールドコミュニケーションズ 代表取締役
一般社団法人インターナショナルアーティスト支援協会 代表理事(co-founder)
コクリワーク艦長(コクリワーク統括運営責任者)