コクリマネジメントメンバー Vol,1

コクリワークのメンバーを経営面からサポートするコクリマネジメントメンバーをインタビューする企画第1弾!

コクリワークを利用している人は、起業前や起業間もない経営者やフリーランス、新規事業を立ち上げいる会社など様々な働き方をしている人が多く、メンバーの後方支援としてサポートしているコクリマネジメントメンバーを掘り下げていこうと考えています。

本日はがなは公認会計士事務所の覇 篤司さんにお話をお伺いしました。

プロフィール
我那覇 篤司(atsushi ganaha)
1977年生まれ
2001年10月に公認会計士試験2次試験合格後、大阪で監査法人に入所
2018年9月に「がなは公認会計士事務所」として独立開業
2019年6月よりコクリマネジメントメンバーとしてコクリワークに参加

Q.公認会計士とはそもそもどういった仕事ですか?
上場会社などの決算書が適正に作成されているのかを監査する仕事と、財務や経理に関するコンサルティングを行う仕事の2点が公認会計士の仕事です。
コクリワークで行う予定のサービスは、後者の部分でして、具体的には例えば以下のようなテーマで、個別面談を中心に、皆様が財務や経理で困っている点をよろず相談で解消していくことがメインとなります。
・経営計画や資金繰り計画の立案サポート(財務や予算や資金繰りなどの計画を重要なポイントを漏らすなく効果的に行うことのサポートです)
・会計システムへの入力サポート(仕訳もさることながら、どのようにデータを収集すれば効率的に伝票が起票できるかもアドバイスします)
・銀行融資の面談準備サポート(提出資料や想定質問への準備のサポートをします)
・毎月の業務報告のサポート(どういう風に決算数値を振り返ればよいのかをアドバイスします)
・決算書のショートレビュー(決算書その他の資料をもとに財務上の問題点や課題を洗い出すことをサポートします)

Q.具体的な公認会計士としての仕事はどんなことを経験されましたか?
これまでの公認会計士としての経歴は17年間大阪で監査法人に所属しておりました。最初の数年は上場会社を中心に、製造業、卸売業、サービス業などの決算書の監査を行っておりました。
その後、システムの監査、業務構築のコンサルティング、金融機関や公的機関へのコンサルティングを実施してまいりました。

変な質問ですが、沖縄の出身ですか?
よく聞かれますが、沖縄出身ではなく、高槻で産まれ、吹田、茨木と移り、現在は10年間ほど高槻に住んでおります。そういうと、「でも、ルーツは沖縄なんでしょ」とも聞かれるのですが、2代前(私の父方の祖父と祖母)が沖縄出身でして、大阪に移ってまいりました。そのため、沖縄のことを聞かれても、他の方と同程度の知識しかございませんし、お酒も弱いです(その点、期待には応えられずすみません)。

Q.独立しようと思ったきっかけは?
監査法人退職後、2018年9月に「がなは公認会計士事務所」として独立開業しました。独立開業後は、監査法人での経験を活かして、決算書の監査や不正調査や業務構築のコンサルティングを行いつつも、新しいチャレンジとして、中小企業や事業者への銀行資金調達や創業支援などを行うべく活動しております。
監査法人では、チームの一員として監査業務やコンサルティング業務に携わり、多くの優秀な先輩や同僚にも恵まれ、日々、専門家として、社会人として成長をしていけたかと思い、今でも感謝しております。
一方で、10年程度業務経験を経たころから、監査法人の外にも興味をもち、監査法人の外の交流の場に顔を出すと、いろんな人がいろんなことを考えていて面白いことをやろうとしているという出会いや発見にも恵まれました。これまではチームの一員としてクライアントの役に立っていくということに過ぎなかったですが、一人の専門家として直に向き合ってクライアントをサポートできないのかという想いがでてきました。
長年、作成されたものを監査する立場から、全面的にクライアントと一緒に経営課題をクリアしていく立場に移っていくことに不安だらけでしたが、家族の理解も得られ、一度しかない人生ですから、思い切って自分の想いに素直に向き合い、独立いたしました。

Q.独立した感想をお聞かせください。
監査法人退職後は、覚悟していたとはいえ、一人になってしまいます(一人になってしまうんだと実感させられました)。想定外の手続や出費はともかく、顧客を獲得していかなければなんともならないという課題に直面しました。
幸い多くの方の助けにより、1年間なんとか試行錯誤しながらもやってこれ、感謝しております。いろいろな出会いの中で、コクリワークの皆様との出会いにも感謝です。
結局のところ、何か事業をやるとか、起業するというのは、「不安」が常について回るのだと改めて感じました。
自分のアイディアは受け入れられるのか、売れるのか、採算が取れるのか、自分の相手をしてくれる人はいるのかなど、様々です。
独立した時に感じた不安や苦労から、今は、公認会計士として、会計という武器で、起業された方のサポートをし、皆様の不安を少しでも和らげることができれば(なくせるようと言いたいですが、実際は会計のみではなくせませんので大げさには言えないです)というのが想いです。

Q独立して実現したいことはなんですか?
ただ単に税務申告書を納品するというサービスを行うことには興味はなく(もちろん必要な手続ですのでサービスメニューとして行ってはいますが・・・)、会計という武器を用いて、皆様の経営力向上のヒントをご提供することを目指しています。
会計という武器でどうやって皆様に貢献できるのかということを考えたときに、結局のところ、実態を数字でみせ、経営に活用するということなのだと思います。
感覚では、「いけている」「のびている」「少ししんどい」などと思っていても、数字で表すとよりはっきりしますし、自分の判断が正しかったのか間違っていたのかもよりわかるようになります。
できるだけ効率的にインプット情報を正しく集め、処理し、そして、出来上がった数字をどうやって経営に活用していくのかということを、経営者の皆様に伝えることによって、その結果、皆様の経営力向上につながったと思っていただけることが実現させたいところです。

Q最後に
コクリワークの中で、面白いビジネスを皆様と担えることを楽しみにしております。フリースペースにいる際に気軽にお声がけいただければと思います。
最近は健康目的で始めたマラソンが趣味ですので、同じ趣味をお持ちの方は共有いただけると嬉しいです。